日本近現代文学研究— 髙瀨 真理子ゼミ
学生によるゼミ紹介
私が所属しているゼミでは、一人一人が自身で決めた日本近代文学作家?作品について、調査?研究?分析を行っています。文学作品が好きな学生はもちろん、元々はあまり知識のなかった学生も所属しています。しかし、それぞれが興味のある作家?作品を取り扱い、研究を通して、多くの成長を感じることができています。
作家について研究する学生、作家と作品を重ねて研究する学生、作品を分析して研究する学生など、テーマも研究内容もそれぞれです。研究に集中する為に個人作業が多いですが、似たテーマをもつ学生同士で情報共有する時間や、中間発表を通してお互いの作家?作品について把握しながら作業をしているので、周りの学生からの刺激を十分に受けることができています。
多くの学生が初めて文学作家?作品の研究を行うということで、最初は戸惑いの声もありました。何度も先生が個人面談をしてくださり、それぞれに寄り添ったご指導のおかげで、後期では研究に励むことができています。
目標
受講生が自ら主体的に、興味のある作家や作品に触れ、テーマや問題点を発見し、それらについて調査?研究?分析をしながら、中間発表でプレゼンテーションなどを行い、ゼミメンバーでディスカッションを行い、発表をブラッシュアップしながら、卒業研究レポートへ収斂させていきます。
思考力を鍛え、調査力、分析力、文章構成力、プレゼンテーション力やコミュニケーション力を鍛え、自分が調査研究し、考え抜いてまとめたものを報告するということは、実社会に出ても大いに役立つものです。そういう観点から、全体でのディスカッションを活発にし、受講生一人一人の能力向上をめざします。
研究の範囲
?明治?大正、昭和の文学作品(小説?詩?短歌?俳句?戯曲など)
?その作家や作品について、ある程度の評価が定まっているもの
?作家や作品の比較、比較文学的なものや海外文学等との影響、美術や音楽など他ジャンルとの関係なども研究
内容に含む。
主な年間スケジュール
<前期> |
研究対象を定める |
---|---|
6~7月 |
中間発表会(作品分析方法?作家研究法、レポートの書き方の復習) |
<後期> |
夏休みの成果報告 |
10~11月 |
中間発表会 |
12月 |
進捗状況最終確認 → 仕上げ |
1月 |
レポート提出、レポート冊子 |
注意事項
中間発表では、仲間のための発言を恐れないでください。また、無断欠席や遅刻は、他の構成員への迷惑になります。よく心がけ、連絡を怠らないようにしてください。
はじめは、好きな気持ちや作品の感想から入ってかまいませんが、そこから、調査力と思考力を駆使してレジュメやレポートにまとめられる力を磨いていってください。地道で真面目に努力する人を応援します。