諏訪ゼミ
学生によるゼミ紹介
諏訪ゼミでは、ポストコロニアル理論についての研究やアイルランド?イギリス文学を中心に研究しています。昨今のコロナウイルスの影響で、365体育网址二年度はZOOMによるオンライン面談を中心に卒業論文の進捗状況や方向性を確認していただきました。後期は週に一度、20分程度の面談時間ですが、一人一人の学生に合わせて参考資料を紹介してくださります。さらに、書き上げた卒業論文の添削を的確にしていただけるため、週ごとの自分の課題を明確に把握する事が出来ます。
今年度は夏休みにゼミ合宿が行われることはありませんでしたが、その分資料を集めたり、卒業論文を書き進めたり、学業に専念する事が出来ました。ゼミ生全体で直接集まることは叶いませんでしたが、グループ面談で学生同士の交流もありました。
諏訪先生は豊富な知識で、学生に寄り添ってくださるため、誰か一人だけ置いていかれてしまうといったことはありません。もちろん学生の主体性も尊重しつつ、分からないことがあったら例をもとに分かりやすくご指導していただけます。ポストコロニアル理論という、今までの授業で学んでこなかった分野でしたが、先生のご指導のおかげで書き上げることができました。「このテーマで卒業論文を書けるかな?」「どんな本を読んでいったら、参考になるかな?」など、論文を書き進めるまでは不安がいっぱいだと思いますが、そんな全ての学生にお勧めできるゼミだと思います。
諏訪先生のコメント
諏訪ゼミでは詩、アイルランドと英語圏の文学?文化、映画、音楽を研究する学生を受け入れています。こちらからこれを研究するよう言うことは一切なく、学生の興味に合わせ複数のテーマ候補を話し合うスタイルを採っています(初回の授業までに研究テーマがしっかり決まっている学生と決まっていない学生の割合は半々くらいです)。ゼミでは概して、文化研究や政治(人種や宗教など)、比較文学などのアプローチで研究する学生さんが多いです。早い段階で文献探索?論点の焦点化、アウトラインの作成を確認し、ゼミの皆さんは、先行研究を調べRefworksで書誌情報を保存?共有、一次文献と二次文献を同時に読み進めています。連絡は主にSlackとMiroでやり取りしています。
3年後期の段階から、プレゼミとして就活の情報共有、4年生の年間スケジュールの確認などを行い、一度全体で集まることもしています。4年生前期は就職活動を最優先に、できる範囲で卒業研究を進めてもらい、だいたいの学生さんは夏休み前あたりから研究が本格化します。後期は月1回全体で集まり、それ以外は対面?オンラインで毎週の個別指導をしています。現在は新型コロナの感染予防のため、みんなで飲食を共にする、ゼミ合宿を開催するなどは出来ていませんが、社会や大学の方針が緩和されれば、ゼミのイベントも定期的に開いていきたいです。
ゼミの皆さんにとって、全力で研究することがその後の人生でも大切な糧になるよう願っていますし、1年という短い期間ではありますが、ゼミ活動が良い思い出になるよう、微力ながら教員としてサポートしたいです。