人間社会学部 人間社会学科 教授
松浦 常夫(まつうら つねお)
MATSUURA Tsuneo
専門分野?専攻 | 交通心理学を専門としています。交通心理学というのは、主として自動車交通に起因する交通事故、運転者?歩行者行動、運転者?歩行者教育、交通参加者に関わる道路交通環境、移動に伴う快適性など、交通に関わる応用心理学の1分野です。 |
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最近の研究テーマ等
あまり先がないので、ライフワークになるようなテーマを考えています。1つは今までずっとやってきた交通安全のテーマで、もう1つは趣味の散歩や旅行などのテーマです。前者については、高齢ドライバーの安全問題を扱う「高齢ドライバーの安全心理学(東京大学出版会)」という本を2017年に出しました。今、引き続き興味を持っているのは高齢ドライバーが安全に運転を続けるための方策としての安全ゆとり運転です。趣味のテーマはまだ暗中模索ですが、交通安全との接点になるテーマとして、2020年に「歩行者事故はなぜ起きるのか(東京大学出版会)」を出版しました。
主な担当授業と概要
行動科学
心理学は人間に特有な心の働きと行動を扱う学問です。行動科学は、その心理学の行動面に焦点を当て、行動を促す心の働きとしての欲求、感情、認知や行動の個人差をもたらす性格や態度について講義します。また、行動を獲得するメカニズムとして学習を取り上げます。
応用心理学
応用心理学のなかの安全心理学を講義します。まず、危険に関する概念であるハザード(危険源?危険対象物)とリスク(危険の発生確率と被害の大きさ)について説明し、次いで労働安全や食品安全や製品安全などの個別分野の安全について、事故原因と防止対策を中心に講義します。
趣味?特技
趣味は大学卒業以来変わらず、ハイキングと囲碁と読書です。趣味というほど行っていませんが旅行も好きです。ハイキングは東京周辺の低い山を日帰りで行くものです。囲碁は日曜日のテレビ囲碁の観戦です。読書は時代小説や海外の推理ものです。最近の海外旅行で感激したのは、カナダの湖畔とイタリアのフィレンチェとベネツィアで、大学の本棚にそこの景色のマグネットを貼って眺めています。
受験生へのメッセージ
受験勉強で得た知識は、何らかの形で後で役に立ちます。大学にはいるための知識だけではありません。楽しんで勉強しましょう。